建設業許可の種類とは?29業種の詳細と取得のポイント

建設業許可の種類とは?29業種の詳細と取得のポイント

2024/07/28

行政書士とんぼの事務所(静岡県建設業許可.com)

建設業を営む上で欠かせないのが「建設業許可」です。許可を取得することで、信頼性の高い業者として認知され、大規模な工事を請け負うことが可能になります。しかし、建設業許可には様々な種類があり、その取得には複雑な要件や手続きが伴います。この記事では、建設業許可の種類や各業種の詳細、取得のためのポイントについて詳しく解説します。建設業許可を取得することで、事業の幅を広げ、より多くの顧客からの信頼を得るための第一歩を踏み出しましょう。



建設業許可の基本概要

建設業許可は、建設業を営む上で必要な国家資格の一つであり、一定の基準を満たした事業者に対して許可が与えられます。この許可を取得することで、公共工事を含む大規模な工事を請け負うことが可能になります。


建設業許可の重要性

建設業許可を取得することで、事業者は公共工事や大規模な民間工事に参入することができます。許可を持たない事業者は、一定金額以上の工事を請け負うことができないため、事業拡大の障壁となります。また、許可を取得することで信頼性が向上し、顧客からの信頼を得やすくなります。


建設業許可の対象となる業務

建設業許可は、建設工事の請負に関わる業務全般を対象としています。これには、土木工事、建築工事、電気工事、管工事など、多岐にわたる工事が含まれます。具体的には、29の業種に分類されており、それぞれの業種ごとに許可が必要です。


許可が必要な理由

建設業許可が必要な理由は、公共の安全と利益を守るためです。無許可の業者が質の低い工事を行った場合、重大な事故やトラブルが発生する可能性があります。許可を取得するためには、一定の技術力や財務基盤を持つことが求められるため、許可制度によって信頼性の高い業者が選ばれることになります。



建設業許可の29業種一覧

建設業許可は、工事の種類に応じて29の業種に分かれています。それぞれの業種ごとに専門的な知識や技術が求められ、許可を取得するためにはその要件を満たす必要があります。以下では、主要な業種について詳しく説明します。


土木一式工事

土木一式工事は、道路、橋梁、トンネル、河川、港湾などの土木構造物を作る工事を指します。この業種では、広範囲にわたる土木技術と大規模な工事を管理する能力が求められます。土木一式工事の許可を取得するためには、関連する経験や実績が必要です。


建築一式工事

建築一式工事は、建物の新築、改築、増築を行う工事を指します。住宅やオフィスビル、商業施設など、様々な建築物を対象としています。この業種では、設計から施工までの総合的な建築技術が必要です。建築一式工事の許可を取得するためには、設計施工の能力や実績が重要です。


その他の専門工事

建設業許可の29業種には、土木一式工事や建築一式工事の他に、専門工事が数多く含まれています。これには、電気工事、管工事、塗装工事、内装仕上工事、防水工事などがあります。各専門工事はそれぞれの分野で高度な技術を必要とし、専門的な資格や経験が求められます。



建設業許可取得のための要件

建設業許可を取得するためには、一定の要件を満たす必要があります。これらの要件は、事業者の信頼性や能力を確保するために設定されています。以下では、主要な要件について詳しく解説します。


経営業務管理責任者の要件

経営業務管理責任者は、建設業の経営において重要な役割を果たします。法人の場合は常勤の役員、個人の場合は事業主本人や支配人がこの役割を担います。経営業務管理責任者の要件としては、過去に5年以上の経営業務の経験が求められます。この経験を証明するためには、工事の注文書や契約書などの資料が必要です。


専任技術者の要件

専任技術者は、受けようとしている許可について専門的な知識や経験を持つ人を指します。各営業所ごとに専任技術者を配置する必要があります。専任技術者の要件としては、関連する資格の合格証や10年以上の実務経験が求められます。専任技術者の存在は、工事の品質を確保するために重要です。


財産的基礎の要件

建設業許可を取得するためには、事業者が請負契約を履行できる財産的基礎または金銭的信用を持っていることが求められます。一般許可と特定許可では、それぞれ異なる基準が設定されています。一般許可の場合は、一定額以上の資本金や純資産を持つことが求められ、特定許可の場合はさらに厳しい基準が適用されます。


欠格要件

欠格要件とは、建設業許可を取得する際に満たしてはならない条件を指します。例えば、暴力団関係者が役員に含まれている場合や、過去に重大な法律違反を犯した者が含まれている場合などです。欠格要件に該当しないことを証明するために、事業者の履歴や役員の身元調査が行われます。



建設業許可取得の流れ

建設業許可を取得するためには、いくつかのステップを踏む必要があります。手続きは複雑で、多くの書類を準備する必要がありますが、正しい手順を踏めばスムーズに進めることができます。以下では、建設業許可取得の流れについて詳しく説明します。


必要書類の準備

建設業許可を取得するためには、多くの書類を準備しなければなりません。法人の場合、定款、資格の合格証、工事の注文書や契約書、請求書と入金資料、経営業務管理責任者の保険証などが必要です。個人事業主の場合、確定申告書5年分、工事の注文書や契約書、請求書と入金資料、資格の合格証、保険証が求められます。これらの書類を適切に揃えることが、許可取得の第一歩となります。


申請手続きのステップ

必要書類が揃ったら、建設業許可申請書を指定された様式で記入し、指定された順番でまとめ、指定された箇所に捺印します。申請書の作成には30種類以上の書類が必要となり、これをまとめるのは容易ではありません。また、市役所・区役所、税務署、法務局等に書類を入手するために足を運ぶ必要があります。申請書が完成したら、所管の役所に提出します。


申請後のフォロー

申請書を提出した後も、役所からの問い合わせに対応したり、不備があった場合の修正を行ったりする必要があります。このため、申請後のフォローが重要となります。また、許可が下りるまでの期間中に、追加で求められる書類が発生することもありますので、常に準備を整えておくことが大切です。



静岡県建設業許可.comのサポート内容

当事務所では、建設業許可の取得をサポートするために、様々なサービスを提供しています。初めて建設業許可を取得しようとする方から、更新や追加の許可を必要とする方まで、幅広く対応しています。以下では、当事務所の具体的なサポート内容について説明します。


無料診断の提供

当事務所では、建設業許可が必要かどうかの無料診断を行っています。お客様の事業内容や状況を詳しくヒアリングし、許可取得の可否や必要な書類についてアドバイスを提供します。この診断により、許可取得に向けての具体的なステップが明確になります。


書類準備のサポート

建設業許可を取得するためには、多くの書類を揃える必要があります。当事務所では、必要な書類のリストアップや取得方法の説明を行い、お客様がスムーズに書類を揃えられるようサポートします。また、可能な限り当事務所が書類の準備を代行し、お客様の手間を減らす努力をしています。


許可取得後のフォロー

建設業許可を取得した後も、毎年のフォローを行っています。許可の更新や事業内容の変更に伴う手続きなど、継続的にサポートすることで、お客様が安心して事業を営むことができるように支援します。許可取得後の煩雑な手続きを当事務所が引き受けることで、お客様は本業に専念することができます。



まとめ

建設業許可は、建設業を営む上で不可欠な資格であり、信頼性を高めるためにも重要です。建設業許可の種類や取得のための要件、必要書類の準備と申請手続きについて理解することで、スムーズに許可を取得できるでしょう。また、静岡県建設業許可.comでは、無料診断から書類準備、許可取得後のフォローまで、一貫してサポートを提供しています。建設業許可の取得をお考えの方は、ぜひ当事務所のサービスをご活用ください。

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