グラウト工事(地盤改良工事)に従事する技能者のレベル判定基準(建設キャリアアップシステム)3分でわかります。
2021/05/28
こんにちは。
行政書士の岩田です。
この記事ではグラウト工事(地盤改良工事)に従事し、建設キャリアアップシステムに
・ボーリング工
・グラウト工
・地盤改良工
・土木一般世話役
として登録している方が、レベル判定を受けるための基準を説明しています。
グラウト工事とは?
都市部での建設工事に伴う地盤改良や、ダムや山岳トンネル工事などにおける止水・補強を補強を補強を注入系地盤改良工法により施工するものです。
この工法は、薬液注入工法・高圧噴射攪拌工法(ジェットグラウト工法)・セメント系注入工法(岩盤注入工法)などの事です。
施工の目的と地盤の特性などに合わせて、必要な注入材料や施工方法が選定され、工事ごとに一番適したものが選択されます。
また、注入に用いる注入材料は多くの種類があり、必要に応じて数種類の材料を組み合わせて使います。
レベルの判定は、
- 就業日数
- 保有資格
- 班長・職長としての就業日数
上記の3つで判断されます。
※就業日数は、一番古い資格の取得日から今日までの日数です。
班長・職長としての就業日数は、職長などの資格取得日から今日までの日数です。
建設キャリアアップシステムに登録したばかりの人は、まだレベル判定を受けていないのでレベルは1です。
- レベル2の基準
- レベル3の基準
- レベル4の基準
上記の順番で説明しています。
レベル2の基準
就業日数
就業日数が645日(3年)以上であること
保有資格
- ボーリングマシン運転特別教育
上記の資格を持っていて、以下の資格をどれか1つ持っていること
- 特定化学物質等作業主任者技能講習
- 小型移動式クレーン運転技能講習
- 玉掛け特別教育
- 玉掛け技能講習
- 低圧電気取扱業務特別教育
レベル3の基準
就業日数
就業日数が1505日(7年)以上であること
保有資格
- 1級土木施工管理技士
- 2級土木施工管理技士
- ジェットグラウト技士
- 青年優秀施工者土地・建設産業局長顕彰
上記の資格をどれか1つ持っていて、レベル2の資格を持っていること
職長・安全衛生責任者教育を受けていること
職長または班長としての就業日数
215日(1年)以上あること
レベル4の基準
就業日数
就業日数が2150日(10年)以上であること
保有資格
- 登録グラウト基幹技能者
- 優秀施工者国土交通大臣顕彰
上記の資格どちらか1つと、レベル3の資格を持っていること
職長としての就業日数
645日(3年)以上あること
--------------------------------------------------------------------
行政書士とんぼの事務所
住所:静岡県静岡市清水区石川新町1-23-102
電話番号:054-395-9990
--------------------------------------------------------------------