建設業許可要件の1つ「誠実性」ってなんの事かわかりますか?

建設業許可要件の1つ「誠実性」ってなんの事かわかりますか?

2020/10/24

建設業許可要件の1つ「誠実性」ってなんの事かわかりますか?

建設業許可を取得するためには許可の基準があって、その全部に当てはまらないといけません。


  • 経営業務管理責任者
  • 専任技術者
  • 誠実性
  • 財産的基礎
  • 欠格要件

この5つです。


では誠実性とはなんでしょうか?


もしわからなくても、今まで真面目に仕事をしてきているなら問題なくクリアできていると思います。


この記事では誠実性とは具体的に何なのかがわかります。

  1. 誠実性とは?
  2. 不正な行為とは?
  3. 不誠実な行為とは?
  4. まとめ

上記の順番で説明していきます。是非この記事を参考にしてください。



誠実性とは?

建設業許可の誠実性とは、請負契約に関して誠実性があるかどうかです。



請負契約に関して、不正な行為や不誠実な行為をするおそれがなければ問題ありません。



この誠実性は、個人であれば個人事業主(一人親方)と支配人に求められます。

法人であれば、その法人、役員、支店長などに求められます。



暴力団関係者であれば誠実さのかけらもないと判断されます。

また、建設業法、建築士法、宅地建物取引業法などで、不正・不誠実な行為をした事により、免許の取り消し処分などを受けてから5年経っていない方も誠実性がないと判断されます。



不正な行為とは?

不正な行為とは、請負契約の締結、履行の際に詐欺や脅迫、横領、文書偽造などの法律に違反する行為のことです。


相手を脅して工事の契約を結ばせる、契約書を後から勝手に書き換えたりする等の法律違反はダメですよって事です。


今まで真面目に仕事をしてきたのなら、まず問題ありません。



不誠実な行為とは?

不誠実な行為とは、請負契約に違反する行為のことです。

工事内容や工期、天災などの不可抗力による損害の負担等、請負契約に違反する行為です。


契約書では工事内容が決まっているのに、勝手にここまでしかやらないと決めては、それは誠実さがありませんね。

工事の期日も伸ばしてはいけません。



これも今まで真面目に仕事をしてきたのなら、問題ありません。



まとめ

これまでを見てもらえたらわかるように、今まで普通に仕事をしてきたのなら誠実性の要件はクリアできます。


ほとんどの人が誠実性の要件をクリアできるはずなのに、あえて要件の1つとして加えているということは、

建設業法の目的にあるとおり、それだけ建設業に対する責任の重さが重大だということです。


建設業法第1条 目的
この法律は、建設業を営む者の資質の向上、建設工事の請負契約の適正化等を図ることによつて、建設工事の適正な施工を確保し、発注者を保護するとともに、建設業の健全な発達を促進し、もつて公共の福祉の増進に寄与することを目的とする。



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